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通常の使用条件方向不定荷重作用時公差域クラス軸h7n6、p6ハウジング穴(1)H7N7注(1)ピロボール球面滑り軸受インサート形に適用します。■軸受の選定ピロボールの負荷容量は、軸受の形式によって、滑り接触部の面圧及びハウジング本体の強度を考慮して決められていますので、寸法表に示す動負荷容量Cd及び静負荷容量Csを基準に軸受を選定します。負荷容量❶動負荷容量動負荷容量Cdは、球面滑り部の接触面圧を基本として算出しています。また、動負荷容量は軸受の寿命を計算するときに使用します。動負荷容量は、軸受温度の影響を考慮し、温度係数を使用して次の式によります。Cdt=ftCd………………………………………(1)ここにCdt:温度上昇を考慮した動負荷容量Nft:温度係数(表5参照)Cd:動負荷容量N(寸法表参照)表5温度係数ft軸受の形式-3080PBPHS(…A)POS(…A)PHS…ECPOS…EC11809011軸受の温度℃901001001201201501501801110.70.90.750.55─❷静負荷容量静負荷容量Csは、ピロボール球面滑り軸受の内輪又は外輪(ロッドエンドでは内輪又は本体)が破壊されることなく、あるいは、作動不能となるような永久変形を起こすことなく負荷できる静的最大荷重をいいます。483■精度ピロボールの精度は、表2及び表3によります。インサート形のラジアル内部すきまは、最大0.035mmです。■はめあいピロボールの推奨はめあいは、表4に示すとおりです。表4推奨はめあい表2許容差単位mm条件軸受の形式名称寸法記号寸法差H7h60-0.1±0.1H70-0.1+0.063-0.012表3参照dDBCdBdBPBPHS(…A)POS(…A)PHS…ECPOS…ECPHSA内輪内径外輪外径内輪幅外輪幅内輪内径内輪幅内輪内径内輪幅表3PHSAの内輪幅Bの許容差単位mmd内輪内径∆Bs実測内輪幅の寸法差下-0.2-0.3-0.4上000以下142022を超え─1420