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❷無給油式球面滑り軸受の寿命[1]pV値の確認無給油式球面滑り軸受の寿命計算式を適用するには、図4に示したpV線図の許容範囲内にあるかを確認します。この範囲を超えて使用する場合には、IKOにお問い合わせください。接触面圧p及び滑り速度Vは、457ページの式(3)、(4)によります。[2]軸受寿命無給油式球面滑り軸受の寿命は、図5を使用して、式(3)で得た接触面圧pのときの総滑り距離Sを求めます。したがって、総揺動回数及び寿命時間は、次の式によります。SfVG=16.67×b1……………………………(7)………………………………………(8)G60fLh=ここにG:寿命(総揺動回数)b1:荷重方向係数(表14参照)S:総滑り距離m(図5参照)f:毎分揺動回数min-1V:滑り速度mm/sLh:寿命時間h荷重方向が交番の場合この範囲も許容される許容範囲1006040201068421N/mm2ρ接触面圧124610204060100200滑り速度Vmm/s図4無給油式球面滑り軸受のpV線図給油式球面滑り軸受の寿命は、次の式によります。3.18b1b2b3(CdtP)×105……………(5)2[2]軸受寿命G=Lh=dkβ√G60f………………………………………(6)ここにG:寿命(総揺動回数)b1:荷重方向係数(表12参照)b2:潤滑係数(表13参照)b3:滑り速度係数(図3参照)Cdt:温度上昇を考慮した動負荷容量N(式(1)参照)P:等価ラジアル荷重N(式(2)参照)Lh:寿命時間hf:毎分揺動回数min-1表12荷重方向係数b1荷重方向荷重方向係数b1表13潤滑係数b2定期給油潤滑係数b2一定1なし1交番5あり150.20.515滑り速度10Vmm/s50100150番交向荷重方向一定23451方重荷0.50.40.30.20.1b3滑り速度係数0.050.040.030.020.01図3滑り速度係数表14荷重方向係数b1荷重方向荷重方向係数b1一定1交番0.2(1)注(1)ゆるやかな交番荷重が作用する時の荷重方向係数を示します。速い交番荷重が作用する場合は、急速に低下しますのでIKOにお問い合わせください。458
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