IKO_CAT-1603_NEEDLE_JP


>> P.63

軸受の取扱い図28図29図30図31内輪の取外しニードルベアリングのように内外輪分離形式のものでは、図29に示すように、内輪の取外しは、プレスによって引き抜くのが最も簡単です。また、図30のような引抜用具(プーラ)もよく使用されます。これは軸受の寸法に応じて設計されたもので、使用範囲の広いものに3爪プーラ(図31)、2爪プーラがあります。取外し軸受の取外しは、機械の定期的分解又は故障などのときに行われます。軸受部と関連機構、潤滑などの点検によって、重要な資料が得られます。取付けのときと同様に、取外しの際には、軸受や各部品を損傷しないよう注意が必要です。取外しの方法は、軸受の形式・はめあいなどに応じ適切な方法を選びます。特に、しまりばめをした軸受の取外しは、作業が難しくなるので、軸受まわりの構造について、設計段階で考慮しておくことが必要です。外輪の取外ししまりばめをした外輪を取り外すには、図28のように、あらかじめ、ハウジングの円周上数箇所に、外輪押出しボルト用のねじを設けておき、ボルトによって外輪を均等に押しながら取り外します。プレス63


<< | < | > | >>