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はめあいの選定適切なはめあいを選定するには、先に述べた諸条件を考慮する必要がありますが、従来の経験や実績も参考にする必要があります。最も一般的に用いられるはめあいは、表21及び表22によります。薄肉ハウジング又は中空軸を使用するときは、普通のはめあいより、しめしろを大きくします。内輪なしニードルベアリングの軸とのはめあいは、表23によります。シェル形ニードルベアリングとハウジング穴とのはめあいは、72ページを参照してください。なお、シェル形ニードルベアリング用内輪と軸とのはめあいは、表22によります。表21ニードルベアリングとハウジング穴とのはめあい(シェル形を除く)使用条件ハウジング穴(1)の公差域クラス適用例(参考)外輪回転荷重方向不定荷重外輪静止荷重軽荷重、普通荷重で特に精密回転と高い剛性を必要とする場合薄肉ハウジングで重荷重大きな衝撃荷重重荷重、普通荷重軽荷重、変動荷重大きな衝撃荷重重荷重、普通荷重普通荷重、軽荷重衝撃荷重、重荷重普通荷重、軽荷重軸を通して熱伝導のある場合P7(2)N7(2)M7M7K7J7J7H7G7K6フライホイール車輪ボス、伝動歯車滑車、テンションプーリエキセントリックホイール、ポンプコンプレッサクランク軸、コンプレッサ一般の軸受部分、歯車軸一般の軸受部分製紙ドライヤ工作機械主軸注(1)この表は、鋼又は鋳鉄のハウジングに適用します。軽合金の場合は、これよりいくらか固いはめあいにします。二つ割りハウジングの場合、J7より固いはめあいにしないでください。(2)ラジアルすきまが過小にならないように注意してください。備考軽荷重、普通荷重及び重荷重とは、それぞれP≦0.06C、0.06C<P≦0.12C及び0.12C<Pであることを示します。なお、Pは動等価ラジアル荷重、Cは使用する軸受の基本動定格荷重を示します。はめあい45