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すきますきま軸受のすきまとは、軌道輪と転動体との間のすきまをいいます。内輪あるいは外輪のいずれか一方を固定し、固定されない側の軌道輪に規定の測定荷重を交互にラジアル方向に加えた場合、その動き量をラジアル内部すきまといいます。この場合の測定荷重は極めて小さく、その値はJISB1515-2転がり軸受-公差-第2部:検証の原則及び方法に規定されています。❶内輪付ニードルベアリングのラジアル内部すきまは、JISB1520転がり軸受のラジアル内部すきまにより、その値を表18に示します。ラジアル内部すきまは数値の小さい側からC2、CN、C3、C4、C5となっており、通常の使用では、すきまCNが用いられます。ラジアル内部すきまの範囲を表18の値より小さくとりたい場合は、IKOにお問い合わせください。❷シェル形ニードルベアリングのラジアル内部すきまは、規定のハウジングに圧入されてはじめて正規の寸法精度が得られますので、表18の値は適用できません。72ページを参照してください。❸カムフォロア、ローラフォロア及びクロスローラベアリングのラジアル内部すきまは、各軸受の項を参照してください。表18ニードルベアリングのラジアル内部すきまの値単位μmd呼び軸受内径mmC2CNすきま区分C3C4C5を超え─10243040506580100120140160180200225250280315355400450以下10243040506580100120140160180200225250280315355400450500最小0005510101515152025354545555565100110110最大25252530354045505560707590105110125130145190210220最小20202025304040505060707590105110125130145190210220最大454545506070758590105120125145165175195205225280310330最小353535455060657585100115120140160170190200225280310330最大606060708090100110125145165170195220235260275305370410440最小50505060708090105125145165170195220235260275305370410440最大75757585100110125140165190215220250280300330350385460510550最小─65708095110130155180200225250275305330370410455510565625最大─9095105125140165190220245275300330365395440485535600665735備考すきまCNの軸受に対しては、軸受の呼び番号中に記号は付けず、すきまC2、C3、C4及びC5の軸受は、それぞれC2、C3、C4及びC5を呼び番号中に表示します。例NA4905C241