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測定方法IKOニードルベアリングの測定方法は、JISB1515-1,-2転がり軸受-公差によります。その測定方法の一例を表16、表17に示します。シェル形ニードルベアリングは通常の測定方法と異なりますので、70ページの精度を参照してください。測定方法精度の種類と定義軸受内径適切なブロックゲージ又はマスタリングを使って、指示計器の指針を基準点に合わせる。測定範囲内(内輪の側面よりそれぞれ最大許容面取り寸法の1.2倍を除く範囲)の一つの実測ラジアル平面内で角度を変え、最大実測内径(dspmax)及び最小実測内径(dspmin)を測定し記録する。幾つかのラジアル平面内で角度を変えて繰返し測定・記録を行い、最大実測内径(dsmax)及び最小実測内径(dsmin)を決定する。dmp平面内平均内径∆dmp平面内平均内径の寸法差Vdsp平面内内径不同Vdmp平面内平均内径の不同∆ds実測内径の寸法差一つのラジアル平面内の実測内径の最大値と最小値の算術平均値。dmp=dsp:特定のラジアル平面における実測内径。平面内平均内径と呼び内径との差。∆dmp=dmp-dd:呼び軸受内径一つのラジアル平面内の実測内径の最大値と最小値との差。Vdsp=dspmax-dspmin基本的には円筒状である内径面をもつ個々の軌道輪において、平面内平均内径の最大値と最小値との差。Vdmp=dmpmax-dmpmin実測内径と呼び内径との差。∆ds=ds-dds:実内径面とラジアル平面との交線に接する2本の平行な直線間の距離。dspmax+dspmin2表16主要寸法の精度の測定方法1.2rsmax1.2rsmax精度37