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T=9550000Hn………………………………(14)Kt=TRKs=Kt…………………………………………(15)tanθ……………………………………(16)Kc=√2Kt+Ks=Ktsecθ……………………(17)2ここにT:歯車に働くトルクN・mmKt:歯車の接線方向の力NKs:歯車の半径方向の力NKc:歯車に直角に働く合成力NH:伝動動力kWn:毎分回転数min-1R:駆動歯車のピッチ円半径mmθ:歯車の圧力角度KtKsR図6この場合、歯車に直角に働く合成力は軸直角荷重として働きますが、歯車の精度、仕上げの良否によって振動、衝撃の程度が異なります。よって軸にかかる荷重Krは、歯車に直角に働く合成力Kcに表8の歯車係数fzを乗じ、次の式から求められます。Kr=fzKc………………………………………(18)表8歯車係数歯車の種類精密歯車(ピッチ誤差、形状誤差とも0.02mm以下)fz1.05~1.1普通機械加工歯車(ピッチ誤差、形状誤差とも0.02~0.1mm)1.1~1.3ベルト又はチェーン伝動のときの荷重ベルト又はチェーンにより動力を伝達する場合、プーリ又はスプロケットホイールに働く力は、次の式から求められます。T=9550000Hn……………………………(11)………………………………………(12)TRKt=ここにT:プーリ又はスプロケットホイールに働くトルクN・mmKt:ベルト又はチェーンの有効伝動力NH:伝動動力kWn:毎分回転数min-1R:プーリ又はスプロケットホイールの有効半径mmベルト伝動の場合、プーリ軸にかかる荷重Krは、ベルトの有効伝動力Ktに表7に示すベルト係数fbを乗じ、次の式から求められます。Kr=fbKt…………………………………………(13)表7ベルト係数ベルトの種類Vベルトタイミングベルト平ベルト(テンションプーリ付き)平ベルトfb2~2.51.3~22.5~34~5チェーン伝動の場合はfbに相当するチェーン係数として1.2~1.5の値をとり、ベルト伝動の場合と同様、式(13)からスプロケットホイール軸にかかる荷重を求めます。歯車伝動のときの荷重歯車によって動力を伝達する場合、歯車に働く力はその種類によって異なります。平歯車の場合はラジアル荷重のみですが、はすば歯車、かさ歯車、ウォーム歯車の場合は、ラジアル荷重の他にアキシアル荷重も生じます。最も簡単な平歯車の場合を例にとれば、次の式から求められます。26軸受荷重の算定