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運転パターンの検討■位置決め時間の算出精密位置決めテーブルが実際に移動する時の位置決め時間は、次の式によって算出することができます。高精度な位置決めが要求される用途においては、定速移動時間や加減速時間のほかに、指令パルス入力が完了してからテーブルが完全に位置決めポイントに停止するまでの整定時間や機械装置の振動減衰時間などを考慮する必要があります。テーブルの動き移動指令移動距離L1tatctbtdt時間テーブルの動き移動指令移動距離L2tatbt時間tdV1速度V1V2速度長距離の位置決めここでいう長距離とは、加減速時間を考慮しても十分定速移動時間がある距離のことです。L1t=++tdta+tb2V1ここに、t:位置決め時間sta、tb:加減速時間stc:定速移動時間std:整定時間sL1:移動距離mmV1:移動速度(設定速度)mm/s短距離の位置決めここでいう短距離とは、定速移動に達するまでに減速してしまうような、定速移動時間のない距離のことです。L2t=++tdta+tb2V2t:位置決め時間sta、tb:加減速時間sここに、td:整定時間sL2:移動距離mmV1:設定速度mm/sV2:移動速度mm/sⅢ23