IKO_CAT-1606_MECHATRO_JP


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■限界加速時間の算出精密位置決めテーブルが駆動するときに必要なトルク(推力)は、加速時に最も大きくなります。この加速に要するトルク(推力)は、モータの出力トルク(リニアモータの推力)によって制限されます。したがって、テーブルを水平使用する場合の限界加速時間は、次の式によって算出されます。ボールねじ駆動・タイミングベルト駆動の場合●負荷トルクTLℓ2πηTL=T0+μWg・[N・m]……ボールねじ駆動TL=T0+(Wg×くさび減速比)・[N・m]…TZに適用TL=T0+μWg・[N・m]……タイミングベルト駆動2πηrηℓ2πN60ta●加速トルクTaTa=(JT+JM+JC+JL)・[N・m]JL=W・r2[kg・m2]………タイミングベルト駆動JL=W・()2[kg・m2]………ボールねじ駆動JL=W・()2×くさび減速比2[kg・m2]……TZに適用ℓ2πℓ2π●加速に要するトルクTPTP=TL+Ta[N・m](TP×k<TM)●限界加速時間tata=(JT+JM+JC+JL)・・[s]2πN60TM-TLk[ATの場合]ℓ2πη●負荷トルクTLTL=T0+μWg・●搭載質量のイナーシャJL●ローテータまでの距離LJL=W・()2ℓ・R02πL形式AT120AAT200AAT300Aℓ[m]0.0010.0010.002L[m]0.1000.1300.186:ボールねじのリードm:プーリのピッチ半径(0.0159m)T0:起動トルクN・mμ:転がり案内部の摩擦係数(0.01)W:搭載質量kgℓrη:効率0.9JT:テーブルイナーシャkg・m2JM:モータイナーシャkg・m2JC:カップリングイナーシャJL:搭載質量のイナーシャkg・m2N:モータ回転数min-1tagTM:モータの出力トルクN・m:加速時間s:重力加速度(9.8m/s2)・ステッピングモータの場合は、回転数Nにおける出力トルクです。・ACサーボモータの場合は、回転数Nにおける(瞬時)最大トルクです。:安全係数(ACサーボモータ:1.3)(ステッピングモータ:1.5~2)kくさび減速比:1:2の時0.5:1:4の時0.25R0:テーブル中心から搭載物の重心までの距離mL:テーブル中心からローテータまでの距離mⅢ24


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