IKO_CAT-1606_MECHATRO_JP


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最高速度と分解能■最高速度精密位置決めテーブルの最高速度は、次の式によって定義されています。ボールねじ駆動の形式は、ストローク長さの違いによるボールねじの許容回転数によって制限されます。タイミングベルト駆動の場合は、モータの最高回転数を900(min-1)としています。詳細は各形式の諸特性の項をご参照ください。リニアモータ駆動の形式は、最高速度が決まっていますので、各形式の諸特性の項をご参照ください。ボールねじ駆動タイミングベルト駆動最高速度(mm/s)=ボールねじのリード(mm)×ボールねじの許容回転数(min-1)60最高速度(mm/s)=プーリのピッチ径×π(mm)×モータの最高回転数(min-1)60(プーリのピッチ径×π=100mm)実際の位置決め時間を求めるには、加減速時間やストローク長さなどの条件による運転パターンを検討する必要があります。運転パターンの検討の項をご参照ください。■分解能分解能とは精密位置決めテーブルが可能な最小送り量をいい、次の式によって求めることができます。リニアモータ駆動の形式は分解能が決まっていますので、各形式の諸特性の項をご参照ください。ボールねじ駆動タイミングベルト駆動分解能(mm/pulse)=ボールねじのリード(mm)モータ1回転の分割数(pulse)分解能(mm/pulse)=プーリのピッチ径×π(mm)モータ1回転の分割数(pulse)(プーリのピッチ径×π=100mm)モータ軸の回転方向モータ軸(シャフト)の回転方向は、下図のように定義されています。モータに減速機を取付けた場合、減速機出力軸の回転方向が下図CW・CCWとは逆になる場合があります。モータ軸モータ軸モータ本体CWモータ本体CCWモータ軸の回転方向CW(ClockwiseRotation)モータ軸側からモータ本体を見る向きで右(時計方向)に回ります。モータ軸の回転方向CCW(CounterClockwiseRotation)モータ軸側からモータ本体を見る向きで左(反時計方向)に回ります。Ⅲ22


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