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Ⅲ28■運転パターンの検討例ACサーボモータを使用する場合●使用条件取付方向水平使用搭載質量W30kgストローク長さL300mm移動速度(設定速度)V300mm/s加減速時間ta0.2s定速移動時間tc0.8s1サイクル時間t2.0s●位置決めテーブルの仮選定TU60S49/AT103G10S03を仮選定。基本仕様ボールねじのリードℓ10mmストローク長さ300mm最高速度500mm/s起動トルクTS0.08N・mテーブルイナーシャJT0.93×10-5kg・m2カップリングイナーシャJC0.290×10-5kg・m2●モータの仕様使用ACサーボモータSGMAV-01A定格トルク0.318N・mモータイナーシャJM0.380×10-5kg・m2時間sストローク長さ時間s2.00.20.80.2TaTPTL速度mm/s300300mmトルクN.m●加速に要するトルクの算出・負荷トルクTLℓTL=TS+μWg・2πη0.01=0.08+0.01×30×9.8×2×π×0.9≒0.09N・m・加速トルクTaℓJL=W・()22π0.01=30×()2≒7.60×10-5kg・m22×π6060N=V×=0.3×=1800min-1ℓ0.012πNTa=(JT+JM+JC+JL)・60ta2×π×1800=(0.93+0.380+0.290+7.60)×10-5×60×0.2≒0.09N・m・加速に要するトルクTPTP=TL+Ta=0.09+0.09=0.18N・mここで、TP×k(安全係数)がモータの出力トルクTMより小さいことを確認します。この値を超える場合は、最高速度や加減速時間の再検討を行ってください。検討中の運転パターンでは、以下のように出力トルクTMより小さい値となります。TM=0.318×3≒0.95N・mTP×k=0.18×1.3=0.23N・m<TM●実効トルクの検討・実効トルクTrmsTrms=≒0.09N·mモータの定格トルクは、実効トルクTrmsより大きいので、検討中の運転パターンでの連続使用が可能と判断できます。TP2×ta+(TP-2×TL)2×ta+TL2×tct0.232×0.2+(0.23-2×0.09)2×0.2+0.092×0.82.0