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Ⅱ25取付け❽組立て後の確認・テーブルを静かにフルストロークさせ、走行が円滑で異音がないことを確認します。・テーブルの上面や側面をダイヤルゲージなどで計測し、走行精度を確認します。図32組立て後の精度確認CRWシリーズモジュール形の取付けCRWMの一般的な取付構造を図33に示します。このときの取付けは、一般に次の手順によります。図33CRWMの取付例❶取付準備・クロスローラウェイCRWMは1セットずつ(中軌道台1本、軌道台2本及び保持器付き円筒ころ2組)包装されています。他のセットと混同しないようご注意ください。・各部品を清浄な洗浄液で洗浄後、防せい油や潤滑油を塗布します。より清浄に洗浄をする場合は、端面ねじを取り外して行ってください。❷取付面の清浄化・機械の取付面のばりや打痕を油といしなどで取り除きます。取付面の逃げ溝部にも十分にご注意ください。・清浄な布でごみや汚れを拭き取り、薄く防せい油や潤滑油を塗布します。❸中軌道台の取付け・中軌道台を取付面におおまかな位置合せをして固定ねじで軽く固定します。・走行平行度の基準面などと中軌道台の軌道面との取付平行度を、ダイヤルゲージなどで測定し位置修正をしながら均一な締付トルクで固定ねじの仮締めをします。・規定の締付トルクですべての固定ねじを均一に締め付けます。図34中軌道台の取付精度確認固定側軌道台中軌道台予圧調整ねじ予圧調整側軌道台走行平行度基準面