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Ⅱ21取付けCRWシリーズ標準形、CRWGシリーズ、CRWG・・・Hシリーズの取付け一般的な取付構造を図14に示します。このときの取付けは、一般に次の手順によります。図14CRWシリーズ標準形、CRWG、CRWG…Hの取付例❶取付準備・製品は1セットずつ(軌道台4本、保持器付き円筒ころ2組)包装されています。他のセットと混同しないようご注意ください。・各部品を清浄な洗浄液で洗浄後、防せい油や潤滑油を塗布します。より清浄に洗浄をする場合は、端面ねじを取り外して行ってください。❷取付面の清浄化・機械の取付面のばりや打痕を油といしなどで取り除きます。取付面の逃げ溝部にも十分にご注意ください。・清浄な布でごみや汚れを拭き取り、薄く防せい油や潤滑油を塗布します。図15取付面固定側軌道台ベッド側軌道台ベッド側軌道台予圧調整側軌道台予圧調整ねじ逃げ溝逃げ溝取付面C取付面A取付面A取付面A取付面A取付面B取付面B逃げ溝❸ベッド側軌道台の取付け・軌道台を取付面に正しく合わせ、均一な締付トルクで固定ねじを仮締めします。・軌道台をB面(図15参照)に強く密着させながら規定のトルクで均一に本締めします。・高い走行精度が必要なときは、軌道台の全長にわたり軌道面の平行度を確認しながら規定のトルクで均一に本締めします。・一般的な固定ねじの締付トルクはⅡ-20ページの表10によります。図16軌道台の取付精度図17❹テーブルとベッドの組付け・保持器付き円筒ころをベッド側軌道台のストローク端位置に配置します。(図18参照)・CRWG及びCRWG…Hシリーズは、保持器中央部のピニオンギアと軌道台のラックギアを噛み合わせます。・このとき、保持器を変形させないようにご注意ください。図18AAAΔΔΔ