IKO_CAT-1601_RED_JP


>> P.25

Ⅱ17CRWシリーズの選定方法CRWシリーズの仕様を選定するときは、精度及び定格荷重と許容荷重のほかに、ストローク長さと円筒ころ本数を検討する必要があります。ストローク長さと円筒ころ本数CRWシリーズのストローク長さは、軌道台長さ及び円筒ころ本数などに関係します。したがって、仕様の選定は使用するストローク長さや負荷荷重の大きさなどを考慮に入れて、次の手順で行います。❶軌道台長さの算出軌道台長さは、使用するストローク長さの1.5倍以上を目安とし、次の式から求めます。L≧1.5S(13)ここにL:軌道台長さmmS:使用するストローク長さmm❷最大ストローク長さの算出使用するストローク長さは、最大ストローク長さの80%以下にすることが望ましく、最大ストローク長さは次の式から求めます。S1≧10.8S(14)ここにS1:最大ストローク長さmmS:使用するストローク長さmmSL≧1.5S❸保持器長さところ本数の算出軌道台長さと最大ストローク長さが決まれば保持器に許容される長さが算出できます。保持器長さの算出では、軌道台の端部に取り付ける端部ねじや端面止め板などの仕様により、計算方法が異なります。(1)準端部ねじ及び端面止め板SA付きのとき(大きさ1の系列を除く)両端のころ間寸法は、軌道台長さから最大ストローク長さの半分を減じた値で次の式から求めます。LR=L-S12(15)ここにLR:許容される両端のころ間寸法mmL:軌道台長さmmS1:最大ストローク長さmm保持器付き円筒ころ1組に組み込むころ本数は、次の式から求めます。Z=LR-DWp+1(16)ここにZ:円筒ころ本数(小数点以下切り捨て)LR:許容される両端のころ間寸法mmDW:円筒ころの直径(寸法表参照)mmp:円筒ころのピッチ間寸法(寸法表参照)mm(2)大きさ1の系列のときストローク長さは、保持器と端面止め板で規制され、保持器長さは次の式から求めます。R=L-S12(17)ここにR:許容される保持器長さmmL:軌道台長さmmS1:最大ストローク長さmmLLS1LRS1/2S1/2LLRS1/2S1/2S1


<< | < | > | >>