IKO_CAT-1600_BLUE_JP


>> P.239

防じん使用上の注意Ⅱ189MXシリーズ、LRXシリーズのスライドユニットは、標準装備の側面シールと下面シールで防じんしていますが、多量のごみやほこりが浮遊するときや、切りくずや砂じんのように比較的大きな異物がトラックレールに付着するときは、ジャバラやテレスコープ式シールドなどで全体を覆う方法を推奨します。MXシリーズ、LRXシリーズには専用のジャバラを用意しています。専用のジャバラは取付けが容易で優れた防じん効果があります。ご要望のときはⅢ-26ページをご参照のうえご注文ください。また、トラックレールの取付穴を覆うためのカバーテープ(図3)やトラックレール上面に取付穴がない上方向取付け仕様トラックレール(図4)も用意しています。ご要望のときはIKOにお問い合わせください。図3カバーテープ図4上方向取付け仕様トラックレール端面カバー固定ボルト端面カバー固定ボルト端面カバー端面カバーカバーテープ仕様トラックレールカバーテープスライドユニット取付け用めねじ上方向取付け仕様トラックレール❶取付面、取付基準面と一般的な取付構造MXシリーズ、LRXシリーズを取り付けるとき、テーブル及びベッドの取付基準面に、トラックレールとスライドユニットの取付基準面B・Dを正しく合わせて固定します。(図5参照)取付基準面B・D及び取付面A・Cは精密に研削仕上げされています。機械・装置など相手側の取付面も高い精度に加工し、正しく取り付けることにより、安定した高い精度の直線運動が得られます。スライドユニットの取付基準面は、マークの反対側です。また、トラックレールの取付基準面は、トラックレール上面にあるマークを正位置に見て、その上方側面(矢印方向)です。(図6参照)図5取付基準面と一般的な取付構造図6取付基準面❷スライドユニットの固定スライドユニットには、幅方向の中央にも取付穴が設けてあり(図7参照)、負荷荷重をバランスよく受けられるように配置しているものもあります。機械・装置を設計するときには、最大限の性能を引き出すために、スライドユニットの中央の取付穴も固定できるようにご配慮ください。コンパクトブロック形及び低断面ブロック形のスライドユニットの固定は、表16.1及び表16.2のねじ込み深さを確保することを推奨します。また、低断面フランジ形及び低断面ブロック形のスライドユニット幅方向中央の取付けねじのねじ込み深さは、寸法表の最大ねじ込み深さ以下としてください。図7スライドユニットの中央取付穴CADBDBマークマークトラックレールスライドユニット取付基準面スライドユニット中央取付穴


<< | < | > | >>