IKO_CAT-1603_NEEDLE_JP


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■使用温度範囲シール付きの軸受の使用温度範囲は-30〜80℃です。シールなしの軸受の最高許容温度は、給油式は180℃、無給油式は150℃です。■使用上の注意軸の設計一般に重荷重が負荷される場合は、軸と内輪内径面で滑る可能性があるため、軸の硬さは58HRC以上、表面粗さは0.8μmRa以内にする必要があります。また、軸のせん断及び曲げ応力の限界は球面滑り軸受の静負荷容量以下の場合が多いので、軸の強度には特に注意を要します。ハウジングの設計ハウジングは、負荷荷重による変形がなく十分な剛性をもつ必要があります。図6の形状のハウジングを使用する場合、ハウジングは次の強度をもつように設計しなければなりません。図6ハウジングの形状図7応力集中係数❶負荷荷重がYL方向に作用する場合次の式で求められる圧縮応力を考慮して材料を選定する必要があります。σ1=FCD………………………………………(9)ここにσ1:ハウジング内径に働く最大圧縮応力N/mm2F:負荷荷重NC:外輪幅mmD:外輪外径mm❷負荷荷重がYU方向に作用する場合次の式で求められる引張応力を考慮して材料を選定する必要があります。σ2=FC(DH-D)k……………………………(10)ここにσ2:ハウジング内径に働く最大引張応力N/mm2F:負荷荷重NC:外輪幅及びハウジングの幅mmDH:ハウジング外径mmD:外輪外径mmk:応力集中係数(図7参照)DCFFDHYUYL応力集中係数10234567891023456789DDH/k460


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