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関連部品カムフォロア用CルーブユニットCL■構造と特長IKOカムフォロア用Cルーブユニットは、カムフォロアに取付ける潤滑部品で、Cルーブユニットに内蔵されたキャピラリー潤滑体に多量の潤滑油を含浸させています。キャピラリー潤滑体は、微細な樹脂パウダーを焼結成形して作られた連通多孔焼結樹脂で、内部空間に発生する毛細管現象(Capillary)を利用して、多量の潤滑油を含浸させたものです。カムフォロア外輪外径面や相手ガイド面(カムガイド面)に不可欠な潤滑油を供給するため、定期給油が不要です。また、グリースの飛散がなく周辺環境の汚染を防止します。IKOCルーブカムフォロア(370ページ参照)との組み合わせにより、カムフォロア内部とカムガイド面、両方のメンテナンスフリーを実現します。■呼び番号カムフォロア用Cルーブユニットの呼び番号の配列例を以下に示します。■許容回転数Cルーブユニット装着時のカムフォロアのd1n値は10,000以下を目安にしてください。d1n値=d1×nここにd1:カムフォロアのスタッド径mmn:回転速度min-1■最小回転角カムフォロアの外輪外径面全体に潤滑油を供給するため、Cルーブユニット装着時にはカムフォロアの外輪が一回転以上する条件でご使用ください。■使用温度範囲Cルーブユニットの使用温度範囲は、-15〜80℃です。融着結合潤滑油部分樹脂部分樹脂粒子が融着結合。多くの空間があります。樹脂粒子の空間に潤滑油を保持。含油前含油後カムフォロア用Cルーブユニットの構造Cルーブユニットキャピラリー潤滑体キャピラリー潤滑体の拡大写真IKOCルーブカムフォロア形式記号寸法CL12-1カムフォロアのスタッド径を示します。(単位mm)呼び番号の配列例333