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❺図4のようにナットを使用しないでカムフォロアを直接固定する取付方法は、十分な締付けトルクが得られにくく、ねじに緩みが生じた場合ねじ部に曲げ応力が集中しスタッドが破損する可能性がありますので推奨しません。ノックピン図4取付方法❻偏心スタッドカムフォロア及び偏心カラー付きカムフォロアは、スタッドつば側面のマークが図5の位置にある状態が調整の基準位置になっており、これを目安に取り付けます。外輪の位置は、スタッド頭部の六角穴又はドライバ溝を利用して回転させることにより調整します。スタッドの固定はばね座金などを使用してナットで締め付けますが、ナットの締付けは寸法表の最大締付けトルクを超えない範囲で行ってください。衝撃荷重が負荷され、しかも偏心調整量を正確に保持する必要があるときは、図6のようにスタッドや偏心カラーにハウジングを通して穴をあけ、ノックピンなどで固定する方法を推奨します。ただし、スタッド径8mm(偏心カラー径11mm)以下のスタッドは焼入硬化されています。偏心量εスタッド径(または偏心カラー外径)荷重図5偏心スタッドカムフォロア及び偏心カラー付きカムフォロアの調整の基準位置図6偏心スタッドカムフォロアの取付例❼短軸カムフォロアは、六角穴付きボルトの長さによって、カムフォロアを取付ける部材の厚み(372~373ページ寸法表のT寸法)の範囲が決まります。設計する取付け部材の厚みが添付ボルトの許容範囲を超える場合は、六角穴付きボルト(強度区分12.9)をお客様にてご用意ください。図7に記載の範囲外の取付け部材の厚みをご検討の場合は、IKOにご相談ください。CFC8V)BUURCFC10(V)BUURCFC10-1(V)BUURCFC12(V)BUURCFC12-1(V)BUURM3×16(添付ボルト)M3×18M4×18(添付ボルト)M4×22M5×20(添付ボルト)M5×2567891011121314151617181920取付け部材の厚み[mm]図7六角穴付きボルトの選定表331