IKO_CAT-1603_NEEDLE_JP


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■形式コネクティングロッド用ニードルケージには、表1に示す形式があります。コネクティングロッド用ニードルケージの呼び番号は、形式記号・寸法・補助記号からなり、以下に配列例を示します。■呼び番号コネクティングロッド用ニードルケージの針状ころの直径の許容差は、表2の選別記号で分類しています。呼び番号で指定のない場合は、選別記号"B2"となります。保持器の幅寸法Bcの寸法差は-0.2-0.4mmです。ただし、寸法表のBc欄に印のあるものは、次の寸法差で製作しています。●:0-0.2mm■:-0.1-0.3mm■精度大端部用ニードルケージKT…EGこの軸受は、クランクの回転に伴い自転と公転とが同時に行われる中で加減速運動するため、ケージは特殊合金鋼を使用し、軽量で剛性が高く、外径案内方式で潤滑性の優れた構造になっています。より高速化の条件や厳しい潤滑条件下などでは、潤滑効果を高めるために非鉄金属の表面処理を施したケージも使用します。また、レース用オートバイなどで使用する高負荷高剛性ケージ(写真参照)及び一体クランク用の二つ割り形ケージなどの各種特殊品の製作も可能ですので、ご要望の際は、IKOにお問い合わせください。高負荷高剛性ケージKTZ…EG小端部用ニードルケージKTV…EGこの軸受は強い衝撃荷重が負荷される中で、一定範囲の負荷域を高速揺動運動するため、ケージは軽量で剛性が高く、バランスのよい構造となっており、負荷域における転がり接触応力を低くするために小径の針状ころを数多く組み込んでいます。小端部用ニードルケージの保持器案内方式には外径案内方式と内径案内方式の2種類があり、その区分は寸法表中に記載しています。外径案内方式とは、コネクティングロッド内径面と保持器外径面との滑り接触で保持器を案内する方式です。内径案内方式とは、ピン外径面と保持器内径面との滑り接触で保持器を案内する方式です。形式記号補助記号寸法KT2216EGB2軸受の形式28呼び番号の配列例内接円径(22mm)外接円径(28mm)保持器幅(16mm)針状ころの直径の平均値の許容差(表2参照)表1軸受の形式区分大端部用小端部用KT…EGKTV…EG形式記号注(1)選別記号は呼び番号の末尾に表示します。(2)真円度の許容値は、JISB1506転がり軸受-ころによります。表2針状ころの直径の許容差選別区分選別記号(1)針状ころの直径の(2)平均値の許容差B2B4B6B8B100~-2-2~-4-4~-6-6~-8-8~-10単位μm準標準標準136コネクティングロッド用ニードルケージ


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