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■軸及びハウジングの仕様■使用温度範囲軌道面の表面硬さは58~64HRC、表面粗さは0.2μmRa以内が望まれますが、使用条件のゆるやかなところでは、0.8μmRa以内でも使用できます。表面硬さの低い場合は、23ページの硬さ係数で定格荷重の補正をする必要があります。■取付け汎用ニードルケージの取付関係寸法は図1、図2によります。取付けは、軸及び穴用サークリップ(526ページのWR及びAR)などを使用して、図3、図4、図5のように軸方向に位置決めします。高速回転の場合は、図5のように保持器の側面が直接サークリップとは接触しないように、その間に熱処理・研削仕上げしたスペーサを組み込みます。この場合のサークリップは、非回転側に取り付けるのが一般的です。図3は外輪回転、図4、図5は内輪回転の場合の取付例を示します。図1図2図3図4図5炭素鋼製保持器タイプの使用温度範囲は、-20~120℃です。合成樹脂製保持器タイプの最高許容温度は110℃、連続使用するときは100℃としてください。DwDwBcH112|3DwDwBcH112|3121