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28等価荷重軸受にかかる荷重には、中心軸に直角にかかるラジアル荷重及び中心軸に平行にかかるアキシアル荷重に分けられ、単独又は複合で作用します。動等価荷重軸受にラジアル荷重とアキシアル荷重が同時に加わる場合に、これと同じ寿命を与えるような軸受中心に作用する仮想荷重を動等価荷重といいます。ニードルベアリングの場合、ラジアル形はラジアル荷重のみをスラスト形はアキシアル荷重のみを受けるため、ラジアル形はラジアル荷重をスラスト形はアキシアル荷重をそのまま適用することができます。〔ラジアル形の場合〕Pr=Fr…………………………………………(20)〔スラスト形の場合〕Pa=Fa…………………………………………(21)ここにPr:動等価ラジアル荷重NPa:動等価アキシアル荷重NFr:ラジアル荷重NFa:アキシアル荷重N静等価荷重軸受にラジアル荷重とアキシアル荷重が同時に加わる場合に、転動体と軌道面の接触面に生じる最大接触応力と同じ接触応力を生じさせるような軸受中心に作用する仮想荷重を静等価荷重といいます。ニードルベアリングの場合、ラジアル形はラジアル荷重のみをスラスト形はアキシアル荷重のみを受けるため、ラジアル形はラジアル荷重をスラスト形はアキシアル荷重をそのまま適用することができます。〔ラジアル形の場合〕P0r=Fr………………………………………(22)〔スラスト形の場合〕P0a=Fa………………………………………(23)ここにP0r:静等価ラジアル荷重NP0a:静等価アキシアル荷重NFr:ラジアル荷重NFa:アキシアル荷重N軸受荷重の算定