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定格荷重と許容荷重CRWGシリーズ、CRWG…Hシリーズの基本動定格荷重C、基本静定格荷重C0及び許容荷重Fは、軌道台4本、保持器付き円筒ころ2組を1セットとして並列使用したときの下方向荷重に対する値を示します。(図5参照)また、上・横方向に対する定格荷重は、下方向と同じです。C、C0、FCRWシリーズは、荷重方向により荷重を分担する円筒ころの本数が異なりますので、荷重方向による定格荷重及び許容荷重を求める必要があります。また、寸法表の基本動定格荷重CU、基本静定格荷重C0U及び許容荷重FUは、円筒ころ1本当りの値を示します。CRWシリーズの基本動定格荷重C、基本静定格荷重C0及び許容荷重Fは表8.1、表8.2に示す式で求めます。図5CRWGシリーズ、CRWG…Hシリーズの定格荷重の方向定格荷重の定義や計算荷重についての詳細は、Ⅲ-3ページをご参照ください。許容荷重許容荷重とは、最大接触応力を受ける接触部において、転動体と軌道面との弾性変形量の和が小さく、円滑な転がり運動をする荷重をいいます。したがって、きわめて円滑な運動でかつ高い精度を必要とするときは、負荷荷重は許容荷重を超えない範囲で使用してください。表8.1CRWシリーズ標準形の定格荷重及び許容荷重の計算式荷重方向上下方向荷重(1)荷重荷重横方向荷重荷重荷重基本動定格荷重CN={(Z―2-1)2p}1/36(Z―2Cr)3/4CU(1)(2)(3)C={(Z―2-1)2p}1/36(Z―2)3/42a=2(Z―2C0a)C0U7/9CU=2(Z―2Fa)FU(4)(5)(6)C=(Z―2)C0U0rF=(Z―2)FrU基本静定格荷重C0N許容荷重FN記号の説明CrCaC0rC0aFrFaZpCUC0UFU:上下方向荷重が負荷される場合の基本動定格荷重N:横方向荷重が負荷される場合の基本動定格荷重N:上下方向荷重が負荷される場合の基本静定格荷重N:横方向荷重が負荷される場合の基本静定格荷重N:上下方向荷重が負荷される場合の許容荷重N:横方向荷重が負荷される場合の許容荷重N:保持器付き円筒ころ1組に組み込む円筒ころの本数(Z―2は小数点以下を切り捨てる):円筒ころのピッチ間寸法mm:円筒ころ1本当りの基本動定格荷重N:円筒ころ1本当りの基本静定格荷重N:円筒ころ1本当りの許容荷重N注(1)この方向の荷重方向で並列使用のときは、表8.2の(7)、(8)、(9)式により計算します。Ⅱ15


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