>> P.155
防じんMHシリーズ、LWHシリーズのスライドユニットは、標準装備の側面シールと下面シールで防じんしていますが、多量のごみやほこりが浮遊するときや、切りくずや砂じんのように比較的大きな異物がトラックレールに付着するときは、ジャバラやテレスコープ式シールドなどで全体を覆う方法を推奨します。MHシリーズ、LWHシリーズには専用のジャバラを用意しています。専用のジャバラは取付けが容易で優れた防じん効果があります。ご要望のときはⅢ-26ページをご参照のうえご注文ください。また、トラックレール上面に取付穴がない上方向取付け仕様トラックレール(図3)も用意しています。ご要望のときはIKOにお問い合わせください。スライドユニット使用上の注意❶取付面、取付基準面と一般的な取付構造MHシリーズ、LWHシリーズを取り付けるとき、テーブル及びベッドの取付基準面に、トラックレールとスライドユニットの取付基準面B・Dを正しく合わせて固定します。(図4参照)取付基準面B・D及び取付面A・Cは精密に研削仕上げされています。機械・装置など相手側の取付面も高い精度に加工し、正しく取り付けることにより、安定した高い精度の直線運動が得られます。スライドユニットの取付基準面は、マークの反対側です。また、トラックレールの取付基準面は、トラックレール上面にあるマークを正位置に見て、その上方側面(矢印方向)です。(図5参照)DCA取付基準面BD取付け用めねじ上方向取付け仕様トラックレール図3上方向取付け仕様トラックレールトラックレールスライドユニットマークマークフランジ形、ブロック形、コンパクトブロック形トラックレールマーク取付基準面BマークスライドユニットD取付基準面横取付形図5取付基準面B図4取付基準面と一般的な取付構造❷取付基準面の肩の高さと隅の丸み相手側の取付基準面の隅の形状は、図6のように逃げ部を設けることを推奨します。相手側の取付基準面の肩の高さと隅の丸みの推奨値を表17に示します。Ⅱ105図6取付基準面の隅の形状