IKO_CAT-1603_NEEDLE_JP


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■取付け軸を挿入するときは、図1の上部側のように軸端面を面取りすることにより挿入時のリップ損傷を防ぎます。軸の端面が加工できないときは、図1の下部側のように取付用ブッシュを使用します。シールをハウジングに圧入するときは、シールを直接たたかないで、治工具などを用いて徐々に圧入します。シール部分での早期摩耗と発熱を防ぐため、OSはリップの先端に、DSは二枚のリップの間に軸受用グリースを塗布、充てんし潤滑させます。■使用上の注意図1❶一枚リップのOSは、グリースの漏れを防ぐためにはリップを内側に向け、異物の侵入を防ぐためにはリップを外側に向けて使用します。二枚リップのDSは、グリース漏れ防止と防じんに有効ですが、グリース漏れ防止を目的とする場合には主リップを内側に向け、異物の侵入防止を目的とする場合には主リップを外側に向けて使用します。❷シールの使用温度範囲は、-20〜100℃です。この範囲を超えて使用する場合は、特殊シールが必要となりますので、IKOにお問い合わせください。❸軸の許容周速は、使用条件によって異なりますが、通常の場合には6〜8m/sです。温度、潤滑、軸の仕上げなど使用条件が良好であれば、約2倍の周速まで使用できる場合もあります。図2取付例補助リップ主リップ取付用ブッシュ30°3mm511


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