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■軸受の選定■潤滑エルボールの静負荷容量及び最大使用荷重は、ボールスタッド及び本体の強度を考慮して決められていますので、寸法表に示す静負荷容量Cs及び表3の最大使用荷重を基準に軸受を選定します。静負荷容量寸法表に示した静負荷容量Csは、図1に示すように、ボールスタッドのイ部に曲げモーメントが負荷された場合の機械的強度Fを表します。Fが静負荷容量を超え、更に負荷されるとイ部より変形し始め、破断に至ります。LHSAは潤滑グリースとしてシェルルブリカンツジャパン(株)アルバニヤグリースS2を封入しています。LHSはグリースを封入していませんので、適正な潤滑を行って使用してください。無給油のままで使用すると、滑り接触面の摩耗が増加したり、焼付きの原因となります。■使用温度範囲エルボールの最高許容温度は80℃です。■使用上の注意❶ねじ込み深さ本体へのねじ込み深さは、ねじ呼び径の2倍以上を推奨します。❷許容傾斜角許容傾斜角は、表4のとおりです。Fイ部図1F′表4許容傾斜角α─15171819192020212021497α15171718191920────Vαα単位度LHSALHS呼び径Vmm456810121416182022最大使用荷重高温雰囲気中、低温雰囲気中又は長期の繰返し荷重や衝撃荷重がかかる場合、本体強度も考慮する必要があります。エルボールの最大使用荷重は表3の値を目安としてください。なお、F'方向に荷重が作用する場合、本体固定ボルトへの曲げ応力を考慮する必要があります。表3最大使用荷重単位N呼び番号最大使用荷重呼び番号最大使用荷重880108016302100262031903820461053406460LHS5LHS6LHS8LHS10LHS12LHS14LHS16LHS18LHS20LHS228401180108019002170217027903540──LHSA4LHSA5LHSA6LHSA8LHSA10LHSA10MLHSA12LHSA14──