IKO_CAT-1603_NEEDLE_JP


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■許容回転数ローラフォロアの許容回転数は、取付けや使用条件によって影響を受けます。純粋なラジアル荷重のみが負荷されたときのdn値は、表10の最大値以下を目安としてください。実際の使用条件では、アキシアル荷重も作用することを考慮してdn値は、表10の推奨値を目安としてください。Cルーブローラフォロアのdn値は往復回転で使用する場合には8,000以下を目安としてください。単一方向、連続回転で使用する場合はIKOにお問い合わせください。■潤滑シール形のローラフォロア、複列円筒ころローラフォロア及びインチ系のローラフォロアには、潤滑グリースとしてシェルルブリカンツジャパン(株)アルバニヤグリースS2を封入しています。グリース封入なしの軸受は、内輪の油穴よりグリース又は油を給油して使用してください。無給油のままで使用すると、転がり接触面の摩耗が増加したり、短寿命の原因となります。■油穴分離形ローラフォロアの開放形には油穴がありません。その他のメートル系のローラフォロアの内輪には、1個の油穴があります。インチ系の内輪には油溝と1個の油穴があります。表10ローラフォロアのdn値(1)注(1)dn値=d×nここにd:軸受内径mmn:回転速度min-1■取付け❶シールド形及びシール形の取付部は、寸法表のa寸法に合わせて取り付けます。(図1参照)また、取付部は側板全面に均等に接触するようにしてください。偏りがあると回転トルクの増加や短寿命の原因となります。❷ローラフォロアを取り付けるときには、内輪の油穴が負荷域に入らないように注意が必要です。油穴が負荷域にあると短寿命の原因となります。図2参照)図1取付部側面の高さa図2油穴位置と負荷方向油穴図3内輪なし軸受の取付例❸分離形のローラフォロアのシール形は、側板がはずれないよう取り付けてください。はずれたときは、シールリップの噛込みなどがないように注意して取り付けてください。❹内輪なしの軸受を使用するときは、軸を熱処理・研削仕上げする必要があります。このとき軸の表面硬さは58〜64HRC、表面粗さは0.2μmRa以下を推奨します。また、外輪と保持器の軸方向案内は取付部側面で行われるため、この面は研削仕上げが理想的ですが、少なくとも旋削仕上げ程度にする必要があります。(図3参照)❺非分離形ローラフォロアは、側板が圧入方式のため側板・外輪を押さないように取り付けてください。側板・外輪を押すことで製品性能を満足できなくなる恐れがあります。潤滑軸受の形式グリース潤滑油潤滑最大値推奨値最大値推奨値保持器付き84000840014000014000総ころ420004200700007000複列円筒ころローラフォロア72000720012000012000Cルーブローラフォロア80008000405


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