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399ローラフォロアの構造分離形ローラフォロアの構造外輪内輪針状ころ保持器分離形ローラフォロアの構造外輪側板内輪針状ころ保持器非分離形ローラフォロアの構造外輪側板内輪針状ころシール複列円筒ころローラフォロアの構造側板外輪シールド板内輪円筒ころNAST…RNAST…ZZNART…VUURNURT…RIKOローラフォロアは、厚肉の外輪に針状ころを組み込んだ外輪回転用に設計した軸受です。外輪は直接相手カムガイド面に接触させて使用するため、外輪外径を球面にした形式と円筒面の形式があります。球面外輪の軸受は取付誤差による端荷重の緩和に有効です。また、円筒外輪の軸受は相手カムガイド面との接触面積が大きいので、負荷荷重が大きいときやカムガイド面の硬さが低いときに適します。ローラフォロアには保持器付きと総ころがあり、保持器付きは回転速度の高いところに適し、総ころは低速回転、揺動運動で重荷重が作用するところに適します。ローラフォロアには開放形の他にシールド形やシール形などの形式があり、シールド形の軸受は側板と外輪とのすきまを小さくし、ラビリンスを形成しています。また、シール形の軸受はシールド形のラビリンス部に密封シールを組み込んだもので、異物の侵入を防ぐことができます。ローラフォロアには豊富な形式があるので、あらゆる使用条件に適合した軸受を選定することができ、カム機構や搬送装置の直線運動部分に広く使用されています。■構造と特長