IKO_CAT-1602_MECHATRO_JP


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Ⅲ36取付け使用上の注意■安全上の注意・接地端子は、必ず接地(第3種接地)してください。感電、火災の原因となります。・機器に表示された電源電圧以外では使用しないでください。火災、故障の原因となります。・濡れた手で電装品類にさわらないでください。感電の原因となります。・コードは、無理に曲げたり、ねじったり、ひっぱったり、加熱したり、重いものをのせたりしないでください。感電、火災の原因となります。・テーブルの運転中は、開口部に指などを入れないでください。けがの原因となります。・テーブルの運転中は、可動部に触れないでください。けがの原因となります。・電装部のカバーを外す時は、必ず電源を切り電源プラグを抜いてください。感電の原因となります。・電源を切った後5分間は端子に触れないでください。残留電圧により感電の原因となります。・接続端子を着脱する時は、必ず電源を切り、電源プラグを抜いてから行ってください。感電や火災の原因となります。■使用上の注意・精密位置決めテーブルは精密機械ですので、過大な荷重や衝撃を与えますと、精度低下や部品破損などの原因となりますので、取扱いには十分注意してください。・テーブル取付面には、ごみや有害な突起などがないことを確認してください。・水、油、粉じんなどがかからない清浄な環境でご使用ください。・精密位置決めテーブルに組み込まれている直動案内機器とボールねじにはグリースが塗布されていますので、内部にごみなどの混入のないように防じんを行ってください。もし、ごみが混入してしまった場合には汚れたグリースを十分除去し、清浄なグリースを再塗布してください。・精密位置決めテーブルの潤滑は、使用条件によって異なりますが、一般的には6ヶ月ごとに、長い距離を常に往復運動する用途などでは3ヶ月ごとに古いグリースを拭き取り、清浄なグリースを再塗布してください。なお、Cルーブを内蔵した精密位置決めテーブルは、長期間のメンテナンスフリーを実現した製品で、直動案内機器やボールねじに不可欠であった潤滑のための給油機構や給油工数が軽減され、維持コストを大幅に削減することができます。・精密位置決めテーブルは高精度な加工及び組立調整を行っていますので、分解や改造などはしないでください。・リニアモータ駆動の製品は、内部に強力な磁石を有しています。磁性体を近づけると吸引される恐れがありますのでご注意ください。また、磁気の影響を受けやすい装置の近くでご使用になる場合にはIKOにお問い合わせください。・リニアモータ駆動の製品は、駆動させるためにはコントロールユニットまたはドライバのパラメータ設定が必要です。駆動モータに合わせたパラメータ設定を確実に行ってください。・リニアモータテーブルLTシリーズは、移動するテーブルにはモータコード等が接続されますので、本体の設置スペース以外にコードを取り回すためのスペースの確保が必要となります。なお、コードの取り回しは走行抵抗の増加や無理な力が加わることがないように余裕をもった曲率で行ってください。・メカトロ製品に組み込まれている直動案内機器、軸受およびボールねじは、防せい油やグリースなどを使用しております。そのため、使用条件によっては油垂れや飛散の可能性がありますので、必要に応じて遮蔽板などの設置をご検討ください。・クリーン精密位置決めテーブルTCシリーズに使用している、ステンレスシートおよび樹脂製ローラは、消耗部品となります。日常点検などで破損・摩耗がないことをご確認ください。交換が必要になったときは、IKOまでお問い合わせください。◎製品の外観・仕様等は改良のため予告なしに変更することがあります。■固定ねじの締付トルク精密位置決めテーブルを固定するための一般的な締付トルクを表7に示します。急加速や急減速が頻繁に加わる場合やモーメントが負荷する場合には、表の値の1.3倍程度のトルクで締め付けることを推奨します。また、振動や衝撃がなく高い精度が必要なときは、表の値よりも小さなトルクで締め付け、ねじの緩み止めのために接着剤を併用することを推奨します。表7ねじの締付トルク単位N・mねじの呼びめねじ部材鋼アルミニウム合金ねじインサートM2×0.40.31M3×0.51.7(1)M4×0.74.0M5×0.87.9鋼の数値の約60%鋼の数値の約80%M6×113.3M8×1.2532.0M10×1.2562.7注(1)NT…Vの締付トルクは1.1N・mを推奨します。(架台材質:鋼の場合)


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