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Ⅱ199使用上の注意❶軌道面相手軌道面の表面硬さと表面粗さの推奨値を表5に、最小有効硬化層深さの推奨値を表6.1及び表6.2に示します。表5軌道面の表面硬さと表面粗さ項目推奨値備考表面硬さ58~64HRC表面硬さが低いときは、定格荷重に硬さ係数(1)を乗じます。表面粗さ0.2μmRa以下(0.8μmRy以下)精度がゆるやかなところでは、0.8μmRa(3.2μmRy)程度でも使用できます。注(1)硬さ係数はⅢ5ページの図3をご参照ください。表6.1軌道面の最小有効硬化層深さ(RW・RWB)単位mm呼び番号最小有効硬化層深さの推奨値RW26RWB140.8RW30RWB161.0RW40RWB241.5RW50RWB322.0RW70RWB482.5RW95RWB643.0表6.2軌道面の最小有効硬化層深さ(SR・GSN)単位mm呼び番号最小有効硬化層深さの推奨値SR15GSN150.8SR20GSN20SR25GSN251.0SR32GSN32SR40GSN401.5SR50GSN502.0❷取付面の精度取付面の精度は表7.1及び表7.2の値を推奨します。表7.1取付面の精度(RW・RWB)項目推奨値0.02/100以下0.015/100以下0.05/100以下許容傾き量取付基準面許容傾き量取付基準面基準線基準面運動方向表7.2取付面の精度(SR・GSN)項目推奨値0.02/100以下0.015/100以下0.05/100以下❸SR・GSNの取付面の溝加工溝状に加工した取付面にSR・GSNを取り付けるときは、溝深さEは軌道台下面からSR・GSN底部までの高さより深くして、油だまりになる程度のすきまを与えます。(図2参照)なお、SRは、上記の他に幅寸法W1に対応する溝幅寸法Wをすきまばめ程度とし、そのすきまと基準面側の溝位置関係の考慮が必要です。図2取付面の溝形状❹使用温度使用温度は最高120℃まで、連続使用の場合は100℃までの温度範囲で使用できます。温度が100℃を超えるときはIKOにお問い合わせください。許容傾き量取付基準面許容傾き量取付基準面基準線基準面運動方向W1WE