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スプライン軸の強度Ⅱ118LθLθLθIKOボールスプラインのスプライン軸は、あらゆる方向の荷重を受けることができます。このため、スプライン軸の強度を考慮する必要があります。曲げ荷重が負荷する場合スプライン軸に、曲げ荷重が負荷する場合は、(1)の式により条件を満たす軸径を選定します。M=σ×Z(1)M:スプライン軸に作用する最大曲げモーメントN·mmσ:スプライン軸の許容曲げ応力98N/mm2Z:スプライン軸の断面係数mm3(表13参照)ねじり荷重が負荷する場合スプライン軸に、ねじり荷重が負荷する場合は、(2)の式により条件を満たす軸径を選定します。T=τa×Zp(2)ねじりと曲げ荷重が同時に負荷する場合スプライン軸に、ねじりと曲げ荷重が同時に負荷する場合は、相当曲げモーメント(3)式と相当ねじりモーメント(4)式から、それぞれの軸径を計算し、大きい方の値をとります。相当曲げモーメントMeMe=1(M+M2+T2)(3)2Me=σ×Z相当ねじりモーメントTeTe=M2+T2(4)Te=τa×Zpスプライン軸のこわさねじりモーメントによって生ずるスプライン軸のねじり角は、1mあたり0.25°以下に制限する必要があります。θ=T×L×360(5)G×Ip2π0.25°≧1000θL√ ̄ ̄¯√ ̄ ̄¯T:最大ねじりモーメントN·mmτa:スプライン軸の許容ねじり応力49N/mm2Zpスプライン軸の極断面係数mm3(表13参照)θ:ねじれ角°L:スプライン軸長さmmG:横弾性係数7.9×104N/mm2Ip:スプライン軸の極断面2次モーメントmm4(表13参照)M:最大曲げモーメントT:最大ねじりモーメント