IKO_CAT-1601_RED_JP


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取付けの注意使用上の注意Ⅱ98❶取付け固定ねじのねじ込み深さは、寸法表の最大ねじ込み深さを超えないよう取付けてください。テーブルの固定ねじ穴は貫通しているため、ねじ込み深さが長すぎるとベッドや保持器がねじで押され、走行精度や寿命に悪影響を与えることがあります。❷固定ねじの締付トルクBSU…Aシリーズを鋼製の相手部材に取り付けるときの一般的な締付トルクを表2に示します。また、相手部材が鋳鉄やアルミニウム合金などのときは、相手部材の強度特性に応じて締付トルクを低減してください。表2固定ねじの締付トルクねじの呼び締付トルクN・mM5×0.85.0備考付トルクは、ステンレス鋼製六角穴付きボルト性状区分A2-70を基準に算出しています。❶取扱い高い走行精度が必要なときは、極力荷重点をテーブル(又はベッド)の中央にし、ゆとりのあるストローク長さでご使用ください。BSU…Aシリーズは、偏荷重や不規則で速い速度の運動などにより、保持器が正規な位置からずれてくることがあります。一定の運転時間又は一定の往復回数ごとに、保持器の位置を矯正するためフルストロークさせてください。BSU…Aシリーズは、許容荷重Fが小さいので、取扱いには注意が必要です。特に、すきま調整を行うときは、すきま調整ねじを締めすぎると鋼球やウェイに圧痕を生起し、軸受の摩擦、音響、振動などに悪影響を及ぼします。すきま調整を行うときは、運動状況の確認をしながら細心の注意を払ってすきま調整ねじを徐々に回してください。❷使用温度BSU…Aシリーズは、テーブル及びベッドがアルミニウム合金で製作されており、使用温度によってすきまが変化します。常温以外の温度で使用するときは、IKOにお問い合わせください。使用温度範囲が広いときは、IKO高剛性精密ボールスライドを使用することを推奨します。❸最高速度運転速度は、30m/minを超えない範囲でご使用ください。


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