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Ⅱ87使用上の注意取付けの注意❶負荷荷重安定した高い走行精度で使用するときは、基本静定格荷重の20%程度又はそれ以下の負荷荷重で使用することを推奨します。❷取扱いBSP及びBSPGで高い走行精度が必要なときは、極力荷重点をテーブル(又はベッド)の中央にし、ゆとりのあるストローク長さでご使用ください。BSPは、偏荷重や不規則で速い速度の運動などにより、保持器が正規な位置からずれてくることがあります。一定の運転時間又は一定の往復回数ごとに、保持器の位置を矯正するためフルストロークさせてください。保持器の位置矯正が難しいときは、BSPG又はBSRをご使用ください。BSP、BSPG、BSRは、直線運動を制止するような衝突に備えたメカニカルストッパを内蔵していませんので、オーバストロークするおそれがあるときは周辺にストッパ機構を設けてください。❸使用温度使用温度は最高120℃まで、連続使用のときは100℃までの温度で使用できますが、100℃を超えるときは、IKOにお問い合わせください。❹最高速度運転速度は、30m/minを超えない範囲でご使用ください。❶取付基準面取付基準面は、マークの反対側です。取付基準面取付基準面BSP・BSPGBSRマークマーク図1取付基準面❷一般的な取付構造BSP、BSPG、BSRを取り付ける相手面は、運動精度に影響を与えないよう極力高い精度に仕上げてください。相手側の取付基準面の隅の形状は、図1のように逃げ部を設けることを推奨しますが、表5のR1寸法でも取り付けることができます。相手側の取付基準面の肩の高さは、表5の値を推奨します。❸取付け固定ねじのねじ込み深さは、寸法表の最大ねじ込み深さを超えないよう取付けてください。BSP及びBSPGの取付けは、テーブル及びベッドのめねじを使用するか、1サイズ小さなねじをめねじに挿入して取り付けてください。ただし、BSP715SL~BSP740SLは、テーブル及びベッドの内側から取り付けることができませんのでご注意ください。BSRのトラックレールの取付けは、トラックレールのめねじを使用するか、1サイズ小さなねじをめねじに挿入して取り付けてください。ただし、BSR1530SL及びBSR2040SLは、トラックレールの内側から取り付けることができませんのでご注意ください。また、BSR1230SL~BSR1260SLをトラックレールの内側から取り付けるときは、IKOにお問い合わせください。