IKO_CAT-1604_BLUE_JP


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Ⅱ46使用上の注意❶取扱い❸取付基準面の肩の高さと隅の丸みMLVシリーズはスライドユニットの循環パイプ部を強く持つと循環経路が変形し、走行性能に影響を及ぼすことがありますので、ご注意ください。相手側の取付基準面の隅の形状は、図4のように逃げ部を設けることを推奨します。相手側の取付基準面の肩の高さの推奨値を表6に示します。スライドユニット取付部トラックレール取付部図4取付基準面の隅の形状R₂R₂h₂R₁R₁h₁表6取付基準面の肩の高さと隅の丸みスライドユニット取付部トラックレール取付部大きさ肩の高さ7912h12.534隅の丸みの値R1(最大)0.20.20.2肩の高さh21.21.52.5隅の丸みの値R2(最大)0.20.20.2❹固定ねじの締付トルクMLVシリーズを鋼製の相手部材に取り付けるときの一般的な締付トルクを表7に示します。機械・装置の振動衝撃が大きいときや、荷重変動が大きいとき、あるいはモーメントが負荷されるときには、必要に応じて表の値の1.2倍から1.5倍程度のトルクで固定します。また、相手部材が鋳鉄やアルミニウム合金などのときは、相手部材の強度特性に応じて締付トルクを低減してください。❷取付面、取付基準面と一般的な取付構造MLVシリーズを取り付けるとき、テーブル及びベッドの取付基準面に、トラックレールとスライドユニットの取付基準面B・Dを正しく合わせて固定します。(図2参照)取付基準面B・D及び取付面A・Cは精密に研削仕上げされています。機械・装置など相手側の取付面も高い精度に加工し、正しく取り付けることにより、安定した高い精度の直線運動が得られます。スライドユニットの取付基準面は、C面のマークを正位置にみてその上方側です。また、トラックレールの取付基準面は、トラックレール上面にあるマークを正位置にみて、その上方側面(矢印方向)です。(図3参照)DCAB図2取付基準面と一般的な取付構造トラックレールスライドユニット取付基準面DB表7固定ねじの締付トルクねじの呼びM2×0.4M3×0.5締付トルクN・mステンレス鋼製ねじ0.311.1備考締付トルクは性状区分A2-70を基準に算出しています。マーク図3取付基準面


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